イエローパーフェクショントマトの育て方(Yellow Perfection Tomato)
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イエローパーフェクショントマトの育て方(Yellow Perfection Tomato)
イエローパーフェクショントマトの情報
*1つの栽培事例です。間違っていることもありますので、予めご了承ください。
名称:Yellow Perfection Tomato
原産国:イギリス
固定種/F1種:固定種
葉の形:ポテトリーフ
つる性/這い性:つる性
背丈:普通
1果房あたりの個数:4個程度
1果の重さ:30g
病気、障害の発生:尻腐れ果
熟期:普通
低温伸長性:良い
過繁茂による花落ち:あまりない
イエローパーフェクショントマトの栽培、味
イギリス産のトマトです。イギリスの冷涼な気候に適している品種だとすると、面白い時期に作ることができるかもしれません。
発芽、育苗時には順調で普通の品種と同じように思えます。葉がポテトリーフです。
かなり弱々しい発芽です。
ポテトリーフです。イギリスだけあって、ポテト葉が多いのでしょうか?
あっという間にジャガイモどころではない巨大なポテトリーフになってしまいました。
普通のトマトの先端の葉だけがついている感じなのがポテトリーフとして見えるのかもしれません。
1果房あたり、多くても4個程度しか実がつきませんでした。
あまりたくさん収穫できるというよりは貴重な中玉という感じです。
固定種でこれくらいなら許容できる範囲でもあります。
ポテトリーフで中玉というと、チェコスロバキアのスタピストマトが思い浮かびますが、
それに形の不揃いなところが似ています。
しかし、スタピストマトのようにたくさん実がついたりはしませんでした。
イギリスとは結構離れていますので、それほど近い種ではないかもしれません。
ここまで上手くできれば、まさにパーフェクトです。
イエローパーフェクションの名に恥じない出来栄えです。
とっても綺麗です。
なんでしょう。国産の黄色いトマトとは違う感じです。大きさからして中玉です。
しかし、それにしても色が濃いです。薄い黄色ではなく赤みが入っているようです。
失敗した実では、ゼリー室が緑で、でこぼこでした。すっぱい、もさっとはしない感じでした。
成功した実は、大きく中玉サイズで、形は綺麗で、甘さはそこそこでした。
酸味はなく、もさっとしない。トマトのの匂いはほとんどしませんでした。
皮はかなりしっかりとしていて、かなり厚い、さすがに真夏ともなるとかなりの硬さとなります。
乾燥、水分不足、高温などの条件で硬くなるんかもしれませんが、一番硬い時は、皮だけ残してしまいました。
うまく熟させないと、かなり微妙な味になってしまいます。これは行ける!と思えるまで収穫して食べない方がいいかもしれません。結局、暑くならないと
美味しくない、最初の方の実はあまり期待しないほうがいいかもしれません。
逆になんでこのような味がするのか?と不思議になるくらい色々な味が混ざっている感じです。
完熟して美味しくなったものでも、普通のトマトのように一筋の味ではありません。
酸味、甘み、旨み、コク、匂い、食感が個性的で色々な感想を持つと思います。
パーフェクトというので、国産F1品種のようになっているのかと思っていたのですが、だいぶ異なり、荒々しさの残る黄色トマトでした。