タンブリングトムトマトの育て方(Tumbling Tom Red Tomato)
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タンブリングトムトマトの育て方(Tumbling Tom Red Tomato)
タンブリングトムトマトの情報
*1つの栽培事例です。間違っていることもありますので、予めご了承ください。
名称:Tumbling Tom Red Tomato
原産国:イギリス
固定種/F1種:固定種
葉の形:通常葉
つる性/這い性:矮性のため、背丈が非常に低いです。這い性に近いです
背丈:45cm
1果房あたりの個数:
1果の重さ:10g〜
病気、障害の発生:
熟期:
低温伸長性:
過繁茂による花落ち:多少有り
タンブリングトムトマトの栽培
イギリスのミニトマトで、ハンギングバスケットのように鉢を吊るしてそこから実を鈴なりに垂らして成長します。矮性トマト、と言われる分類のトマトです。
背丈が低く、レジナほど低くはなく、収穫量もレジナよりは多収です。当初はこの品種を作るメリットを感じなかったのですが、家庭菜園といえども多数の作付パターンで育てたいものです。
トマトでも植物工場向けに2段取りのトマト品種を開発したりしているようで、背丈の低いものが注目を集めたりもしています。
世の中の需要で、大きいものと同時に小さい物への需要が多くあります。これは小さいことを利用して様々な利用シーンにマッチさせることができるというものです。
成長は非常にゆっくりと小さい葉が伸びていきます。とても小さい苗でも本葉が10枚近く生えていることもあります。小さいため成長が弱いのかもしれません。
苗を育苗しました。
草姿はとてもコンパクトで小さい感じで、普通のトマトとはこの段階ですでに違います。
定植しました。全体的に葉がしんなりと垂れ下がっているのですが、正常です。
矮性、ハンギングトマトの特徴で、ちょうど実が吊り下がるのにいいようです。
成長しました。
普通のトマトはここまですぐですが、このタンブリングトムトマトはかなり長い時間かかりました。
茎と葉がとても細く、小さいです。
背丈が30cm程度です。
すでに蕾ができて開花が始まっています。
大きく横に這うように広がっています。
ただ、葉が小さいためにスカスカな感じです。
よく見ると黄色い花がたくさん開花しています。
意外だったのが、これだけ弱い茎と葉の勢いからすると、花落ちなどはないだろうと思っていました。
もちろん、わき芽とりもしていません。
わき芽からわき芽がどんどんとでて、こんもりとした固まりのように茎葉が展開していくので、取るのは不自然でした。
ところが、花芽が成長しなかったり、花が開花時に落ちてしまうものが僅かながらありました。
ほんとうに少しだけ、摘葉などの手入れが必要なのかもしれません。
また、地植えで栄養状態が良いからかもしれません。
こだまでハンギングトマトなので小さくまとまると言ってもそこそこの太さの茎になりました。
普通のミニトマトに近いです。
たしかに、ミニトマトのレジナとは違います。
ハンギングトマトというからには、地面に垂れ下がるように育ててみました。
コンテナ栽培では支柱を使わずに地面すれすれに吊り下がっているトマトが面白いです。
コンテナでも追肥をちゃんとやり続ければ、それなりにトマトがびっしりついた、トマトの塊のような
コンテナが作れると思います。
皮が弱いのかどうしても高温期になると皮がまだらになってしまいました。
切ってみると、皮の実の部分が薄いのが分かります。
1房からたくさん穫れれば、大量のトマトができるのですが、意外と少ないので、
背丈が伸びない分、収穫量は伸びません。
国産ミニトマトの味を予想していたのですが、だいぶ違っていました。
小さいですが、おおだまトマトにちかいような味、国産のミニトマトとは異なる味がしました。
ぼやっとした味、大味ともいえるかもしれません。普通のミニトマトの代わりになれるかというと、個人的な感想ですが、そうは思えません。
樹勢は背丈が小さいなるため弱いほうだといえます。
実付きは国産ミニトマトほどではありませんが、中玉トマトと同じくらいの数、ただ、実の大きはミニトマトサイズで小さかったです。コンテナ栽培だったからかもしれません。
実の大きさは条件によりばらけますが、通常のミニトマトよりも少し実がちいさい感じもします。
皮が固くなりやすいのか、降雨後の裂果が多くありました。
ただ、見た目がとても楽しく栽培できます。ハンギングの植木鉢がありますが、バケツを使うとちょうどよく、
枝が地面に向かって吊り下がって伸びていきます。また、鉢の大きさもこれくらいあったほうが大きく育つようです。