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緑色のトマトを追熟させて赤くする

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緑色のトマトを追熟させて赤くする

緑色のトマトを追熟させて赤くする



トマトの実が熟していく過程


トマトは花が咲いて実ができた当初は、緑色よりもだいぶ薄い白っぽい緑色の小さな実をしています。
これが、徐々に大きくなります。大きくなる過程で緑色が濃くなり、最大の大きさになったところで、色が薄くなっていきます。肥大し終わったトマトは、緑よりもだいぶ白っぽい感じの色になっています。

これが赤く熟す前のサインです。この時からはもうすでに実の中味は充実していますので、外側の大きさも中味の様子も、熟したトマトとあまり変わりありません。ただ、色が緑色をしているだけです。

このあと、数日間かけて赤くなり始めます。まず、部分的にオレンジ色の場所ができて、おもに実の下の方の尻部から赤くなることが多いようです。それが全体にまわり、赤が濃くなり、最終的に実の上の部分、肩部の緑が赤くなって完熟となります。完熟となってからは、腐敗へ向かって進んでいきます。

そのため、この一瞬が大事な時です。しかしながら、なかなか、一日のうちでもトマトの熟度は進んでいきますし、毎日収穫できるほど便利じゃない場所でトマトが植えてあるような場合は、多少、早どりすることになります。

このときも極力、完熟を目指すのですが、どうしても、全部の実が完熟で収穫しようとすると、熟しすぎて腐ったり、動物や昆虫に食べられるものが出てきます。これではもったいないので、少し早めでも次回いつ収穫にこれるかを考えて、それに間に合わないようであれば収穫してしまうことも必要なことかもしれません。

ただ、とても硬い品種は完熟してから、1、2週間は木の上でしっかりとしていますので、大丈夫です。

緑色のトマトを収穫した場合、暑さも手伝い、部屋においておくだけで、赤くなり始めたトマトならすぐに真っ赤になります。これは、ほんとうにみていて、1,2日で赤くなりますので、全く心配要りません。

ところが、これが実が肥大している途中の場合は結構時間がかかります。これは熟しているといえるのか、それとも、実だけになってもまだ成長を続けているのか?不明なのですが、一応、小さいうちにとれてしまった緑色のトマトも赤くなります。しかし、赤くならないものもあります。


























この場合は、1,2日では完熟せず、かなり長い時間がかかります。夏場は湿度もあり部屋にそのまま放置しておけばいいのですが、冬場などの乾燥期には注意が必要です。特に冬入りで、トマトの木を撤収しようとして、枝についている実をそのまま緑でもいいからと収穫した場合の追熟のさせ方は、そのまま放置しても難しいと思います。

たいしたことではないのですが、そのまま放置すると、何日経っても赤くならずにしわしわになり、そのまま腐敗してしまいます。

これは、冬入り近くの室温が20度以下であったりすることや、湿度が低いために、赤くなるまでに何日もかかるような場合には途中でだめになってしまいます。

それを防いで、かつ温度と湿度を適正にするためには、やはり、ビニール袋を利用します。これはトマトをまとめて1つの袋へ入れて口を軽くねじっておくくらいで、密封はしません。こうすることで、温度があがるのと、湿度を保つことができます。また、これは想像ですが、エチレンガスのような何か追熟に必要な物質が1つのトマトから発せられて、それが他のトマトを赤くするような効果を発揮するかもしれません。

また、難しいのは、夏前、まだ梅雨前などの気温が低い時に緑のトマトを赤くする場合は、室内に放置するか、ビニールに入れるか悩みます。

放置すれば乾燥でしわしわに、ビニールに入れて少し湿度が上がりすぎればカビが生えます。この辺りの調節が難しいところです。いずれにしても、緑だからといって、そのまま捨ててしまうのはもったいないということです。ただし、種は成熟しませんので、緑色の段階のトマトを収穫して、追熟で赤くしても種はできていないことが多いです。



緑色のトマトを追熟させて赤くする
風で実が落とされてしまいました。

緑色のトマトを追熟させて赤くする
夏場なので室内で放置しました。

緑色のトマトを追熟させて赤くする
皮が硬い品種は追熟も時間がかかるようです。
1,2日でいけるかとおもいましたが、3日以上かかっています。また、少し乾燥して皮にシワができています。

緑色のトマトを追熟させて赤くする
完全に追熟で赤くしたトマトの断面です。
中味も真っ赤です。これを見分ける方法はないと思います。
味の違いは、時間が経っているので匂いがないのと、少し熟成された感じの味(コク)がします。








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